この記事は「退学 Advent Calendar 2016」1日目の記事です。

「逃げるは恥だが…」という言葉をよく聞くんですが、自分が嫌なこととか苦手なことに対して逃げるのは全然恥ではないと思うんですが、どうなんでしょうね。自分は非常にわがままで怠惰で自堕落な人間なので、嫌なことから逃げ続けた結果大学を2回辞めることになりました。高校時代も朝、学校に行くのが面倒だったので昼前か昼過ぎに登校してました。ちなみにわりと環境には恵まれていたので、友人や担任の先生との関係は良好で、色々と充実した学生生活は送れました。部活は楽しかったので基本的に高校を休むことはなく、遅刻程度ですんでいました。

大学は夜更かししすぎて、単位をたくさん落とした結果、即留年が決まって、その学校を卒業するモチベーションが低下したので、思い切ってもうちょっと楽な感じに卒業できる大学に移ることにしました。もともと最初に行った大学の学科は、まともにストレートに卒業する人間が少数派(もうこの時点でだいたいどの大学の学部学科なのかお察し)だったので、きっと何年かかっても卒業できないだろうという見立てでした。自分は自意識過剰な人間なので、学科の内容自体の理解の自信はあったのですが、いかんせん授業の出席点やレポートの提出などのハードルをクリアするのが厳し目だったので、辞める決心は意外にすんなりできました。

私立理系大学で興味分野も理論物理とかそっちの方向だったので、そういう分野でかつ楽に卒業できそうな学校である程度名のある大学が希望という欲張りな希望のもと、次の進学先を考えていたのですが、こういう感じで自由に生きようとするにあたって、まあ当たり前なんですが、学費とかお金とかそういう部分で壁が立ちはだかりました。最初の大学も奨学金で賄っていたのですが、2校目からはまた1年生からやり直すので奨学金はでないし、まあ親に頼るのもアレなので、自分で働いて稼ぐことになります。私立理系大学の学費は年間150万円程度で昼食や大学への定期、趣味などのお金を考えるとかなりハードにバイトをしないと厳しい感じでした。

そこで学費の比較的安い私立文系大学でヘラヘラと単位を取得して、国公立理系に3年次編入学しようと考えました。これ頭で考えるのは簡単なんですけど、実際に実行した感想をいうとかなり大変で、バイトして私立大の学費を稼ぎつつ、編入学試験の勉強もしなくてはならないわけです。編入学試験は各地域の高等工業専門学校(いわゆる高専)の学生が主に受けるもので、その高専の学生は基本的にかなり頭がよい方がおおく、結構なレッドオーシャンに飛び込むこととなりました。私立文系大で単位を稼ぐために授業に出席しているときは基本的には編入試験の勉強をずっとしてるかんじでした(きっとその様子を見てた人はなんなんだコイツと思ったにちがいない)。とはいえ、メディア関係の学科だったので、Adobeのソフトが使い放題で、映像制作やDTP関連の知識はここのPCを利用してひととおり覚えました(独学ですが…)。これは有意義だった。

編入学試験は大学学部3年次相当の学力が問われる内容で、物理学(力学・熱力学・電磁気学・光学)の内容や数学(線型代数学・微分積分学・集合と位相)に加え英語などの試験がありました。基本的にはここらへんの問題集を繰り返し解いて独学でやっていく感じで、まあ朝早くから大学にいってよくわからん授業にでるより全然楽ではありましたが、全部一人で解決できるかといえばそうでもなく、そういうときに大学で学ぶのもよいなあと感じました。人に教えたり、人の理解の仕方を見れるのが実際に大学の授業受けるあたりの良い点だなと思いました。高専の人の受験記録を調べる感じみんな英語が苦手そうだったので、自分は英語に重点的に注力して、学習をしました。物理については本を読んでだいたい大丈夫そうだったのでわりと手を抜き気味で、実際一番勉強してないかもしれない…。結果的に無事編入学試験に合格することができ、なんとか当初の目論見を達成できたのですが、たぶん人生で一番しんどいというかあとがない時期だった気がします。

編入学に成功した国公立大学では学費をある程度免除してもらえて、かつ授業もほとんどでなくてもテストさえできれば単位がもらえる授業がほとんどだったので、シラバスや友人の情報をもとに適当に家で勉強してテストを受けに行き、多分卒業できました(卒業式に寝坊したので卒業証書を受け取っておらず、自分が本当に卒業できたのかよくわかってない)。

就職先はさいわい朝11時になってもあまり人がいないような会社で、16時の朝礼に間に合うように毎日必死に起きて通勤しています。意外にもきっとお仕事は真面目にやっているはず。あと自分の比較的好きなことをやれている(Swiftは嫌いです)ので、気持ち的には結構楽で、学生時代よりも落ち着いた気持ちで日々を過ごしています。

冷静に自分の書いた文章を読み返すとやっぱり逃げるのは恥かもしれない。みなさんは、まともに学校にいって、まともに卒業し、まともに就職して、まともに人生を終えて下さい。現場からは以上です。

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