電気通信大学電気通信学部 3年次編入試験について

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電気通信大学電気通信学部(夜間)<筆記・面接試験について>

目次

  • 数学:筆記試験
  • 物理学:筆記試験
  • 英語:筆記試験
  • 面接試験1:まさかの口頭試問
  • 面接試験2:普通の面接試験
  • 面接試験3:口頭試問その2

 実際に私が受験した電気通信大学電気通信学部知能機械工学科の筆記試験および、面接試験について記述していきます。 なお、夜間コースで出願したため、昼間コースの面接試験とは異なる可能性がありますが、面接試験日は同一で昼間・夜間コース一斉に行われたため恐らく審査基準は同等だと思われます。 筆記試験は昼間・夜間コース同じものでした。

試験は筆記と面接で2日かけて行われます。 私が受けた年は同じく都内にある農工大と日程が重なっていました。

6月30日(水):筆記試験

朝、6時20分に起床。 支度をだらだらとこなし、自宅の最寄り駅から電車で1時間半程度、ぼんやりと乗車。 電通大のある調布駅を通る京王線内で人身事故があったらしく、1時間前につくように出発したが、結局ついたのは30分前。 結構ギリギリ。リポビタンDに含まれるタウリン2g(2000mg)を飲み干し、いざ数学の試験へ。

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数学:筆記試験

大学発行の募集要項に書いてある試験範囲は、線形代数学、微分積分学、複素関数論となっている。 しかし、数学の問題冊子の注意事項よんでいて、実は複素解析を勉強する必要がなかったという事実に気がついた。 そこには、5問中4問選択と書いてあった。 でも、大学選択の幅が広がるうえ、他の問題で難しい積分が出てきたときに対応できるという利点を考えると、複素関数論をしっかり勉強しておいてよかったと思う。 どうせ合格した暁には勉強することになる分野です。ぜひやっておきましょう。

第1問、固有値問題。掃き出し計算のミスが怖いので何度か検算。 家に帰って解き直しもやったけど同じ値になったので、おそらく大丈夫。 完答(30点)

第1問の最後の小問で行列Aの2010乗を求めさせられるものがあった。 お昼休みにとなりに居た高専生らしき人たちの会話聞いていて、「あれ、計算きつかった」とか言ってたけれど、固有方程式をそのまま使って、ケーリー・ハミルトンの定理で1発だと思う。 それを使うと、10秒で終わります。これで自分が間違っていたらダサいけど、Maximaで検算したところ間違いはない。やはりMaximaは素晴らしい(奴隷)おともだち。

第2問、線形写像の問題。線形写像の核、像の次元・基底と表現行列を求めさせられる普通の問題。 一番最後の設問が表現行列だったが、これを先に答案に書いてから、核、像をだした。これも解き直したところ問題はなさそう。 完答(30点)

第3問、2変数関数の極値と、陰関数の極値。 2変数関数の極値の方は、一見普通の問題。 ただ、極値での2階微分係数に定数aが含まれていて場合分けしなければならない状態になった。 合っているか不安だが、解き直してもこうなった。これでよしだろう。 陰関数の方は、陰関数の定理の導出を答案でやり、それはすなわちゼロと、置いた。 ところが、ここで問題が起きた。出てきた導関数が、(y-x^2)/(y^2-x). この手の問題に出くわしたことがないので、とりあえず、y-x^2=0 かつ y^2-x ≠ 0 として、極値をとるとした場合、そのx座標は、-1としかなりえないと進めた。 その-1を元の陰関数に代入したところ、yについて解けない。 (解けるけど、手計算では厳しいような変な値)。 泣く泣く、極値を取る点は、x=-1,yはφ(-1)=0を満たすようなもの、と記述して次の問題へ。 悔しい。あとから調べたらこの式はデカルトの正葉線という名前が付いているものだったようです。 (15~20点?)

第4問、重積分の問題。設問は2個。 ヤコビアンと、積分値。ヤコビアンは余裕。 ところが、重積分の積分範囲の読み替えが、上手くいかない。 とりあえず、積分を進めたけど、こちらも難航。書けるだけ書いて逃げました。 パソコンでグラフ表示させたところ、積分範囲の読み替えは会っていた模様。 しかし、そのとおりに積分をすすめるにしてもなかなか、重い計算でした。 これは明らかに問題の選択ミス。痛い。 (15~20点?)

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物理学:筆記試験

第1問は、万有引力による連星の運動問題。前半は運動方程式と相対座標系における運動方程式を出す問題。 ここはしっかりととった。その後は、相対距離Rを保ったまま円運動をしている時の周期を出す問題。 初めて出くわす問題で検討もつかなかったので、(2)で出した相対座標系における運動方程式を実在の力として円運動の式をたて、円運動の速さを導出。 そこから周期を求めた。帰宅後、参考書やウェブを見ながら答えを確認したところ、あっている模様。 本来は重心座標が不変であることを利用して、片方の惑星についての円運動の式をたてて解くようだ。 (ケプラーの法則を用いているサイトもあった)。 答案に書いた結果は論理的飛躍が大きすぎるので、減点されている可能性あり。 ここで出した式を利用した数値計算がラストの設問だったが、計算が間に合わず、値が出る2ステップほど前までの記述で終わっている。 (約16点?/25点)

第2問は、電磁気学のガウスの法則を利用した易しい問題。 球殻と、球に電荷を分布させて電場を求めよ、というもの。間違える要素がない。完答(25点)。

第3問は、エントロピー増大則についての問題。 過程(1)、(2)という別経路で物体A、Bを同じ状態にした時のエントロピーについて考察することによって、孤立系における不可逆過程ではエントロピーが常に増大する、すなわち、エントロピー増大則を導くというもの。 難しいところはなかったが、エントロピー増大則の説明に関する記述が甘かった気がするので、減点されている可能性あり。(15点?/20点)

第4問は、現代物理学。設問は5つ。 最初の2つは電子と陽子を加速させた時のド・ブロイ波長についての問題。 最初問題を見たときにできる気がしなくて、ひやりとしたが、電子と陽子の質量に着目したらすんなりと解けた。 3つ目は光電効果の問題。仕事関数に関する簡単な問題。4つ目は、コンプトン効果について。 ここは完全に勘で答えた。確実に間違っている。 5つ目はプランク定数と角運動量の次元が一致することを示す。これは易しい。(16点/20点)

(予想得点:72/90=8割)

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7月1日(木):面接試験

面接試験1:まさかの口頭試問

面接試験なので、正装で調布へと向かう。 受験した知能機械工学科の面接会場には25人ほどの人。 ちょうど9時になると、面接を取り仕切る方が、説明を始めた。

面接は3回に分けて行われる。 受験生を3チームに分けて、同時進行に異なる面接を行うそうだ。 面接についての情報を何も手に入れていなかったのでびっくりした。 この話を聞いた瞬間に口頭試問があるのだろうと予想がついたのだが、時すでに遅し。 おとなしく自分の順番を待つことにした。

1回目の面接は、口頭試問。 いきなり、材料力学、流体力学、熱力学の問題が提示され、任意の1題を5分で面接官に説明せよというもの。 かなり同揺してしまった。機械工学系出身でもない自分にとって、選択の余地は物理学の試験対策で扱った熱力学以外になく、その問題に目を通す。

エンタルピーについての説明と、エントロピー増大則の説明をせよというものであった。 エンタルピー自体は知っていたが、暫く使っていなかったので、増大則の説明から始めた。 説明を一通りすると、面接官からの突っ込み。 それが何を指しているのかわからず、苦しんだ。 あとから考え直すと不可逆過程と可逆過程を絡めた話をしろということだったのだろうと思えるが、そのせいで時間を食ってしまい、エンタルピーの説明をさせてもらえなかった。 「わかりません」といって、エンタルピーの説明をしてしまえば良かったと反省した。

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面接試験2:普通の面接試験

2回目の面接は、ふつうにお話を聞かれるもの。 志望動機、試験の出来、将来やりたいこと、2年で卒業できなくても大丈夫か、大学院は考えているか、などが聞かれた。 だいぶ熱心に聞いてくださった。ここでは特になにもやらかしては、いないと思う。

面接試験3:口頭試問その2

3回目の面接は、またもや口頭試問。 今度は、制御工学、ロボット工学、機械力学の3つから1題。 ガチガチの専門で「終わったな」と思ったが、よく見ると機械力学の問題がただのバネの振る舞いに関する問題だったのでそれを選択。 手は震えたけれど、今度はちゃんと最後まで説明できた。面接官の方も、「よく出来ています」とおっしゃっていたので一安心。

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