編入関連情報

四年制文系私立大学から国立理系大学へ3年次編入学制度を利用して編入学しました。その体験をもとに、主に大学生へ向けた「国公立大学編入学制度」の利用についての情報を書き下していきます。

もくじ

参考までに筆者の受験状況を記しておきます。

  • 電通大電気通信学部知能機械工学科(夜間) 合格(受験者3、合格者1、倍率3倍)
  • 筑波大理工学群物理学類 合格(受験者18、合格者6、倍率3倍)

編入学とは

一口に編入学と言っても、バリエーションがあります。 学士編入学や社会人編入学など、大学サイトの入試情報の項目を覗けば実態がわかるでしょう。 ここで扱う、3年次編入学制度はそのなかでも最もメジャーなものです。 主に、大学や大学相当の高等教育機関に2年間在学した者を、対象の大学の3年生として受け入れる制度です。

日本ではあまり有名ではない編入学制度ですが、アメリカやオランダなどでは一般的なものだそうです。 この制度は様々な利点を持ちます。 大学生であれば、2年間の在学中に細分化した専門領域をある程度理解した上でのコース変更が可能です。 わたしが体験したように、文系から理系への大学編入も可能です。 近年は減少傾向にあるようですが、短期大学や専門学校からの編入学も可能なようです。 ちなみにこの制度を一番利用しているのは、高等工業専門学校(いわゆる高専)の学生です。 大学生がこの制度を利用しようとすると、主なライバルは高専生ということになります。 よく意識をしておく必要があります。

まるわかり!大学編入―はじめての大学編入〈15~16年度版〉

by 中央ゼミナールステップアップサポート部 [オクムラ書店]
Rank/Rating: 244377/-
Price: ¥ 1,115

編入学試験受験資格について

個別の大学で編入学制度利用の受験資格は異なりますが、調べていくとそれなりの傾向があることがわかります。 大きく分けて理学系か工学系という点が関係してきます。 なお年度によって大きく変化する可能性がありますので、必ず大学の募集要項で確認する必要があるということは頭に置いておいてください。

工学系の学部学科を受験しようと考えている場合、だいたい同系統の学部からの編入学しか受け付けない場合が多いです。 これは工学系は理学系に比べ、やや専門的な科目が多いからであると考えられます。 また高専生のみ受験を認める大学も多いのが、工学系の特徴です。 したがって四年制文系大学や他系統学部学科から、工学系へ進みたい場合、選択の幅は非常に狭く、地方国立や電気通信大学や筑波大学などわずかとなります。

対して理学系の学部学科は他学部他学科からの受験を認めていることが多いです。 旧帝大クラスになると受験を認めていない大学もみられますが、おおむね受験可能でしょう。

四年制大学からの編入学条件は、だいたい大学に2年以上在籍し、62~64単位を取得していることとなっている場合が多いです。 編入後には単位の読み替えが行われますが、その結果次第では3年次編入以後、2年間で卒業できない、もしくは3年次編入が認められず、2年次編入となる場合があることに注意してください。

一般の大学入試では、国公立大学は原則としてセンター試験を受けて、前期と後期の2次試験を受けるという仕組みになっています。 このため多くても2回しかチャンスがありません。 しかしながら編入学制度では、国公立大学が原理上何個でも受けることができます。 もちろん日程がかぶった場合はどちらか絞り込む必要があります。 また合格発表日や、確約書の提出などのスケジュール調整をすると、うまく組み合わせたところで4~5校が限度だと思われます。 それでも、たくさんのチャンスがあるということは受験者にとって大きな魅力だと思います。

編入学関連の記事