記事:“アジャイル入門”の続き。アジャイルサムライをベースにアジャイル開発のための思考フレームワーク的なものがまとまっていた第二部をまとめます。
プロジェクトがダメになる理由として大きなもののひとつに「チームメンバがそれぞれお互いに誰もいないところで合意したことを前提にしていること」があがる。お互いの指している言葉は同じでも、実は思っているものが別のものだったりするのは実はプロジェクトでもよく起こる。そうならないためには早い段階で、ゴールやビジョン、状況、背景についてチームでよく話し合っておくこととその情報をステークホルダーに提供することが大切。
プロジェクトを始める前にチームメンバが考え、意見を共有するべき10の課題で構成されているものが次に示すインセプションデッキになります。
インセプションデッキの前半5つはプロジェクトの背後にある「なぜ」をあきらかにするための課題、後半5つは「どのように」をあきらかにするための課題になる。
これを数日から2週間程度かけて話し合う。話し合いの途中でかなりぶつかり合いそうになるので、そういうときはインセプションデッキに取り組む理由(お互いの意識共有)と顧客満足を優先するという二つの観点に立ち返ると良いと思った。
エレベーターピッチ:ごく短い時間でアイディアの本質を伝える手段。以下に示したのがそのテンプレート(ジェフリー・ムーアの『キャズム』より)。簡潔にするのは難しいが、何回か書き直し時間をかけて取り組むと良い。
「スーパーマーケットの棚に自分たちのプロダクトが並ぶとしたら、どう並ぶのだろう」ということを想像しながらやってみる。 制限時間15分などと決めてやると超ミニチュア開発を進めることと同じ効能がありそう。
プロジェクト課題の解決策を目に見えるように図にすることにより以下のことを実現する
プロマネの不眠の理由:リスク
トレードオフ・スライダーを用いて何を諦めるのかをはっきりさせると良い。
普通のことだが、これまでのステップを踏まえたとき、普通以上の意味を帯びてくる
ウェブ界隈でエンジニアとして労働活動に励んでいる @gomi_ningen 個人のブログです