注: PoEAA, Chapter 4: Web Presentation をまとただけの記事です
ウェブブラウザベースのユーザーインターフェースには、特別なクライアントソフトウェアをインストールしなくてよい、UI に対して共通のアプローチをすることができる、世界中からのアクセスができるなどのメリットがあります。またウェブアプリケーションは、多くの環境でビルドすることが可能であるということは大きな利点です。
ウェブサーバーアプリケーションは通常、各 URL に対してどのプログラムが対応して処理を行うかを記述した設定ファイルを持ちます。これをもとにウェブサーバーは URL を解釈して、それに紐付いたプログラムに制御を渡します。そしてそのプログラムは動的に結果を生成し、レスポンスを返すなどということを行います。このようなウェブサーバーアプリケーションの構造化には、スクリプトとしての構造化とサーバーページとしての構造化という方法があります。
スクリプト形式
スクリプト形式のプログラムは、HTTP 呼び出しに対して対応する関数やメソッドを呼び出して対応するものになります。CGI スクリプトや Java サーブレットといったものはスクリプト形式に分類されます。スクリプトはさらに細かく分割することができたり、他のサービスを操作することができます。レスポンスはストリームへの書き込みを行うことで実現します。
サーバーページ形式
スクリプト形式における HTTP レスポンスのストリームへの書き込みは非プログラマにとっては困難であり、プログラマであっても煩わしい作業となります。これを解決する方法として、サーバーページ形式というものがあります。これは HTML 形式で書かれたレスポンスページ内に実行可能なスクリプトを記述し、ある時点で実行処理を行うというものになります。PHP や ASP、JSP などがサーバーページ形式に分類されます。そもそも ASP は、Active Server Pages の頭文字、JSP は、JavaServer Pages の頭文字から来ています。スクリプト形式はリクエストの解釈が簡単に行える点で優れています。また、サーバーページ形式はレスポンスのフォーマットを定める方法として優れています。
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